Barの定義


Barはお好きですか?

こんなページをご覧頂いているということは、もちろんBarが好きな方か、

あるいは、少なくともBarに興味のある方だとは思います。

そんな方々に逆にお聞きしたいのですが、

「Barってなんでしょう?」

そう問われて即座に明確な答えが出せる方は稀でしょうね。

正直、私だって困ってしまいます。

この手の質問は営業中にあってそう珍しくはないものなので、

私の場合は便宜上、「Barとはお酒をただ飲む場ではなく嗜むところです」、

などといった回答を用意していたりはするのですが、

これで全てを理解していただけるとも思わないですし、納得されるとも思っていません。

やはりこの回答はあくまでも便宜上です。

なにせ当の本人がこのお題で好きなだけ話すことを許していただけるのなら、

一晩やそこらではとても足りないぐらいに、

「もういいよ」と言われるぐらいに語りたいと思ってますから。

しかし、さっそく結論から言いますが、

万人に普遍的な常識として通じ初めてこれを定義とするならば、

「Barに定義などございません」

それが現状、事実です。

実際、巷に出回るHow toの類や、多くのお店でも、

「小難しいルールなんてありません、気軽に自由に楽しみましょう」と謳うもので溢れています。

それでいいんです。

嘘です。

そんなわけありません。

世間ではそれもまたBarと称しているようですが、

私からするとなんでもアリのBarなんてBarではありません。

でもBarなんですって。



「Barってなんでしょう?」

なんだか私も分からなくなってきました。

しかし、聞くだけ聞いておいて私にも分かりませんではあまりに無責任、と言われれば確かにその通り。

それに中には「いや、私もBarには定義とするべき何かがあると考える」という方もいらっしゃるやもしれません。

そこで、Barについて私がちょっと知っていること、考えること、思うことを綴ってみることにしました。

よろしければそちらを眺めて、皆様それぞれなりのBarの定義を見つけてみてください。



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